ビル・店舗の塗装工事業者を選定するポイントを徹底解説
志賀塗装では、
一般住宅だけでなくビル・工場・倉庫・店舗・マンションといった
法人向けの塗装工事も行っております。
当社がこれまでビル・店舗での塗装工事を行ってきたノウハウをもとに、
ここではオーナー様必見の税金対策のポイントから、塗装工事の基礎知識をお伝えしていきます。
塗り替え工事で損をしないために3つのポイントを押さえよう
まずは、塗り替え工事で損をしないために押さえるべき3つのポイントについてご紹介していきます。
外壁塗装・屋根塗装には節税ができる
ビルや店舗などの塗装工事を行った場合には、
企業で工事を行うため、会社の経費として節税できる可能性があります。
工事の種類によって「資本的支出」と「修繕費」として計上することができますが、
住みやすくする・利用しやすくするという目的の場合は、
資本的支出(減価償却費)として計上することになります。
ただし、劣化や災害などで修繕が必要になったり、
原状回復したりする場合の工事は修繕費となるため、会社の経費として計上することができ、
節税対策が可能となります。
修繕費は、災害による被害以外でも、復旧や修繕を目的とした工事、
つまり、通常の維持管理を目的とした外壁塗装や屋根塗装の工事も対象となります。
ただ、すべての工事が修繕費の対象となるわけではないため、必ず事前に確認しておきましょう。
外壁と屋根の塗装は一緒に塗り替えると割安になる
工事を計画した際にまず検討すべきなのは、
外壁と屋根の塗り替え時期を長い目で見極めるという点です。
もし、どちらか一方の塗り替えを行い、2~3年後、今度は外壁もしくは
屋根の塗装工事が必要となってしまった場合、余分な費用をかけてしまうケースがあります。
一緒に行うことで足場代などの費用を無駄にせず工事が出来て、トータルでの費用を抑えることができます。
塗替え時期の差が数年という場合は、どちらかの工事の際にまとめてやってしまう方がお得といえます。
塗料や施工内容は長期的な目線で
塗装工事を行う場合は、塗装業者にすべてを任せるのではなく、
ある程度の予備知識を持っておいていただくことをおすすめします。
ビルや店舗の塗装は毎年行うような工事ではありません。
1度の塗装工事で長年キレイな塗装を保ち続けるためには、長期的な目線で塗料や施工内容を選択することが大切です。
例えば、塗料に関しては、水性や油性など種類があり、耐久年数や利用用途などはそれぞれの塗料ごとに異なります。
業者に依頼する際には、その塗料にはどのような特徴があり、耐久年数はどのくらいなのかを必ず確認してくださいね。
塗装・塗り替えにはどれくらい掛かる?費用の相場について
ここからは、塗装工事の費用の相場や算出方法について見ていきましょう。
塗装工事の価格の算出方法について
塗装工事の価格の算出は、一般的には以下の計算式によって行われます。
- 外壁の計算:塗る面積×塗料の単価
- 屋根の計算:屋根の面積×塗料の単価
塗る面積の計算は、図面から計算したり実際にメジャーなどを利用して測ったりなど
さまざまな方法で行われます。
また、実際の工事費用には、面積と単価の塗装費用以外にも
「足場」「養生」「洗浄」などの費用が掛かります。
塗装工事の価格の相場は?
塗装工事の価格については、塗装の種類や建物の大きさなどによって異なるため、
一概には言えませんが、一般的に30坪ほどの家であれば50万円から100万円程度となっているため、
同規模の店舗であれば、相場としては大差のない価格とお考えいただいて大丈夫でしょう。
しかし、ビルとなると、3階建てでも200万から400万円掛かる場合もあるなど価格帯はさまざまです。
それぞれのビルの面積によって異なりますが、それくらいの相場感を持っておくと安心です。
塗装の価格に差が出るポイントはどこ?
塗装で価格の差が出るポイントは、工事価格の算出方法を見てもお分かりかと思いますが、
やはり「塗装面積」と「塗料の種類」となります。
それ以外にも、業者の種類(下請けに頼むか自分たちでやるのか)によっても差が出ます。
もちろん塗装面積を変えることはできないため、
どのような「耐用年数」や「機能」を持つ塗料にするかが費用を左右する決め手となるでしょう。
塗料の種類にはアクリルやウレタンなど多くの種類があります。
業者に任せっきりにせずに塗料の種類によるメリットやデメリットなどの知識をつけておくと
費用感もわかり、よりご安心いただけるかと思います。
ビル・工場・倉庫・店舗の塗り替え工事のメリットとは?
ここからは、ビルや工場、倉庫や店舗の塗り替え工事についてのメリットを見ていきましょう。
最適な時期に塗り替え工事を行うメリット
時期を意識して工事を行うことによって以下のようなメリットが生じます。
- 機能回復(生活面の快適さ工場、建物としての機能回復)できる
- 性能・美観を新築のようにできる
- 古いものを交換することができる
ビルや店舗の機能回復をすることができたり、古いものを交換できたりするほか、
性能や美観を高めることで、ビルや店舗が生まれ変わり、
営業活動やテナント様へも良い影響を与えることができるでしょう。
逆に言えば、最適な時期に塗り替え工事を行わなかった場合には、
ビルや店舗の劣化が激しくなり、店舗営業に影響を与えることはもちろんのこと、
ビルのテナント様にも悪影響を及ぼし、空室状態になってしまう原因にもつながることでしょう。
ビル・工場・倉庫・店舗の塗装を劣化させる原因
ここでは、ビルや工場、倉庫や店舗の塗装を劣化させる原因について見ていきましょう。
湿度
高い湿度は、塗装の劣化スピードを速めるだけでなく、塗膜内部の腐食の原因となります。
気温、天候
気温や天候も塗装を劣化させる原因です。
気温の高低差により、塗膜が熱膨張や縮小を繰り返して劣化していきます。
また、紫外線も劣化の原因となります。
酸化
塗膜は酸素の影響で水素と結合し、酸化を生むことで劣化を進めてしまいます。
酸素を含む要因は、水分や湿気が主な原因となります。
経年劣化
塗料にも耐用年数といわれる、いわゆる「寿命」が存在します。
劣化のスピードは、立地条件や保守の仕方によっても異なりますが、
どの塗料も経年劣化を避けることはできません。
ビル・工場・倉庫・店舗の劣化具合を知るチェック項目とは?
ビルや倉庫、工場や店舗の劣化を自分でチェックするための項目は以下の通りです。
- ひび割れやサビ汁の発生が無いか
- 鉄筋が腐食して無いか
- モルタルが浮いてきていないか
- 水が漏れていないか
- 塗膜が剥がれていないか
- 外壁のコーキングが劣化していないか
- タイルが浮いたり乖離したりしていないか
- 金属部分のサビが生じていないか
- 塗膜面が白くなっていないか(チョーキング、白亜化)
- タイルが欠損していないか
このような部分をチェックし、該当する項目がある場合は、
一度、業者にご相談いただくことをおすすめします。
塗り替え工事の工程と施工の流れ
ここからは、塗り替え工事の工程と施工の流れについて見ていきましょう。
外壁塗装の施工の流れ
まずは、外壁塗装の施工の流れは以下の通りです。
- 仮設足場の工事とシートの設置
- 高圧洗浄
- 乾燥
- 下地調整
- 養生
- 外壁塗装
- 付帯部塗装
- 養生取り
- 業者・依頼者による立会確認
その後、足場の解体や引き渡しとなります。
このような流れで施工が行われ、基本的には洗浄して乾燥させてから塗装を始めます。
屋根塗装の施工の流れ
次に、屋根の塗装工事の流れについては以下の通りです。
- 仮設足場の工事とシートの設置
- 屋根の高圧洗浄
- 屋根の乾燥
- 下地調整
- 養生
- 屋根塗装
- 養生取り
- 業者・依頼者による立会確認
その後、足場の解体や引き渡しとなります。
このように、外壁と屋根では工程がほぼ一緒となっているため、
この部分から見ても、外壁と屋根は一緒に塗装工事をした方が良いことが分かるでしょう。
外壁と屋根で利用する塗料の違い
外壁と屋根では同じ業者に依頼しても異なる塗料を利用することがあり、
それは、塗料の性能の違いによって外壁と屋根で使い分けているからです。
外壁よりも屋根の方が直射日光に当たる時間が多いことや、雨や雪による防水効果を含めた
塗料にするケースがあり、それぞれの業者によって利用する塗料は異なりますが、
一般的にはどちらも油性の塗料を使うことが一般的です。
ビル・工場・倉庫・店舗の塗り替え業者を選ぶポイント
ここからは、ビルや工場などを持つ法人の方が、
塗装を塗り替えするための業者選定について、失敗しないポイントをご紹介していきます。
瑕疵(かし)保険に登録している業者を選びましょう
瑕疵(かし)とは、不具合や欠陥を意味する言葉です。
また、リフォーム工事における瑕疵とは、
工事完了後に契約通りの性能や品質が確保されていないことを示します。
そのような場合に、第三者機関による「検査」と「保証」がセットになったのが、瑕疵保険です。
瑕疵保険は、保険会社が過去の実績などから施工業者を審査して
瑕疵保険に加盟する仕組みとなっているため、加盟していない業者は、瑕疵保険の適用とはなりません。
瑕疵保険の保険料は、施工主の負担となるため、施工時に保険に入るかどうかは自由です。
ただ、私たちも健康でないと保険に加入できないように、
瑕疵保険に登録しているということは、ある程度信頼できる実績のある会社だと考えられるでしょう。
複数業者に見積もり相談しよう
塗装施工を検討する際には、1社だけではなく複数社から見積もりを取るようにしましょう。
1社だけしか見積もりを取らない場合、
その金額や施工内容が適切かなどの判断材料に欠けてしまいます。
面倒でも見積もりは2~3社に依頼し、価格や施工内容を比較し、
さらに施工保証などを確認すると良いでしょう。
同規模の施工実績の有無を確認しよう
その業者が同規模の施工実績を持っているかを確認することも重要です。
今まで実績のないような施工規模や施工内容の場合には過去の実績が役立たない場合があります。
同規模の施工実績を持つ業者に依頼することが最も望ましいでしょう。
施工前の診断内容や方法を確認しよう
施工前の診断内容や、施工方法についても確認しておきましょう。
プロの業者だからと安心せずに、どのような診断内容で、
どのような施工方法で施工するのかを分からないなりに確認し、
専門用語や分からないことがあったら必ず確認するようにしましょう。
「聞いていなかった」「そうだと思っていなかった」というのは後の祭りです。
事前に確認しておけることは確認しておきましょう。
アフターフォローの内容を確認しよう
アフターフォローについても確認しておきましょう。
保証書や保証約款などの正式な書類が用意されているか、
アフターフォローのサービスが契約の中にうたわれているかなどを確認して、
直接業者にも口頭で確認してみましょう。
志賀塗装の店舗・ビルの施工実績
まとめ
ここまで、ビルや店舗の塗装工事における
施工業者の選定についてポイントを絞ってご紹介させていただきました。
自宅とは違いビルや店舗の場合は、売上や企業存続にもかかわる重要な問題です。
選定する際には今回お伝えしたポイントをしっかりおさえてお選びいただけると幸いです。