生前整理講演会を開催しました(後編)
こんにちは、志賀塗装です。
今回は1月14日に更新したブログの続き。生前整理講演会の模様をお伝えします。
自身のそうじの傾向がわかる「生前整理タイプ別診断」は、簡単な質問に答えるだけなのに、自分の該当するタイプの傾向に納得。自分がどんなことが苦手で、その苦手をどのようにクリアすればいいのかがわかると、生前整理も進めやすいですよね。
古堅先生は、片づけが苦手であることを後ろ向きに表現しません。
「物を捨てるのは、意外とネガティブな行為です。だから私は物を捨てるのではなく、物を使いやすいように整理するようアドバイスしています」
とおっしゃいました。確かに、自分が大切だと思っているものを、片付かないから捨てないと言われたら、いい気分はしません。自分にとっては大切なものなのにと、悲しくなりますよね。
その一方で、「いつか使うかもしれない」「ここぞという時に使おう」と思って押し入れなどにしまっておくと、しまったことを忘れ、結局使わずにいるということにもなりがちです。
古堅先生のアドバイスは、その両方をクリアできるアドバイスなんだと感じました。
そして今回は、生前整理講演会の前に志賀塗装のスタッフの一人であるHさんの自宅で、古堅先生が実際に生前整理を行ったときの様子も報告されました。
当日は志賀塗装の男性スタッフが総出でお手伝い。物だけでなく、タンスなどの家具も動かすので、男手がとても役立つと古堅先生。たとえば雑誌が何十冊とたまっているだけで、結構な重さになります。年齢を重ねれば重ねるほど、重い荷物を運ぶのは重労働。がんばりすぎてギックリ腰にでもなったりしたら大惨事です。
生前整理を行うためには、体力も必要だということを実感。だからこそ生前整理はなるべく早く、コツコツとやっておくことが大事なんですね。
洋服が大好きでコレクション豊富なHさん。片づけが不得意ではないため、衣装ケースなどにきれいに収納されていましたが、とても量が多いので、年に2回の衣替えも、かなりの重労働だったそうです。
そこで古堅先生は、どこにどんな洋服があるのかが一目瞭然できるように整理し、いつでも取り出せるように収納スペースを工夫されました。
古堅先生によると、収納スペースが多すぎる家は曲者なのだとか。
「収納スペースは便利だと思いがちですが、物をしまう場所が多いと、そのぶん物が増えます。片づけることと、しまうことは違います」と話します。
生前整理を終えたHさんは、
「以前から整理したいと思っていましたが、仕事や家事で忙しいと自分に理由をつけて、なかなか生前整理ができませんでした。でも古堅先生のご指導のもと、30年分の物を整理してすっきりしました。部屋も広くなり、掃除もしやすくなりました。大変嬉しいです」
と生前整理を行った感想を寄せました。