【第2部】混乱期(平成9年7月〜平成12月)
ここから3年は、おそらく「夜明け前」と表現できればかっこよいのだが、
振り返ってみると、どうしようもない外部環境に会社が巻き込まれていった時期でした。
(1)公共工事の激減
(2)民間工事の受注単価の安価受注の連続
倒産といったら大げさになるが、本当にそれくらいの勢いで
すべての事がうまくいかなくなった時期となった・・・。
なんせ前年度比率で受注高や会社の利益がこの先全く読めなくなったのである。
会社の体質として、客先が安定しているからということが、
これほど怖いものはないと感じた。
つまり取引先が受注できなければ直接受注が減っていくのだから、毎日が不安な心境だった。
このときの私の心の中は、勿論この状況はまずい!!と感じていたが、
自分が元々選んだ仕事ではないと思っていたし、なすすべもなく時の流れにいたといった気持ちが
正直な心だと思える。
「俺のせいじゃない!!」
「こんな仕事元々やんなきゃよかった!!」
「ちきしょー!」
こんなマイナス思考の連続な日々だった事も事実でした。
会社内も雰囲気が良いはずありません。
仕事はどんどん減っていく。ケンカも増える。電話も鳴らない。
応援者と思っていた人たちの裏切り・・・。身内ほどやめていく・・・
そうですよね・・・
内情は一番分かっているのだから。
面倒くさい事は誰だって関りたくない・・・
いざとなれば雇われているだけだからと言えるし・・・。
でも世の中には、一生懸命話を聞いてくれる創業社長さんたちとの出会いもありました。
石井社長、宮岡社長、お二人の激励は、一生忘れることができません。
・・・いつか恩返しを・・・
それにしても・・・
ふー「ほんと!!大変な時に、大阪から戻ってきたなぁ~」と思いつつ年末へ…。
2014年07月26日 | カテゴリー: