一律「〇〇万円」という価格表示にはご注意ください!
BETTYさん:本日は塗装の価格についてのお話ですね。一番話しにくい内容だと思いますが、よろしくお願いします(笑)。
マーくん:「業者さんと価格についてよく話をしたけれども、実際の契約金額にびっくりした」というお話をよくお聞きします。
やっぱりチラシなどの価格表示に、いろいろ工夫をされている会社さんが多いので。
BETTYさん:塗装屋さんのチラシがよく郵便ポストに入っていますよ。
「48.9万円」「59.8万円」みたいな広告を見掛けますが、これについてはどのような感想をお持ちですか?
マーくん:まず、価格の目安として、参考になる面はあると思います。
塗装工事費用は、職人さんの人件費、塗料などの材料費、作業をするための足場代、この3つの費用で構成されています。
ただ、うまい具合に表示している会社さんのものを見ると、価格を無理矢理安く見えるよう、調整した数字が書かれています。
もちろんチラシですのでお得感は大事なのですが、例えば、2階建ての住宅で「39.8万円」は安いですが、塗装面積が「70平米」と書かれていたりします。
壁が少なく窓が多い家でしたら、2階建てでその平米数もあり得るかもしれませんが、通常は、建坪で平米数はそれなりに決まっているんです。
そうすると、あり得ない設定でお得感を出していることがわかります。
そういう価格表示のチラシを見ると、実際の工事費用との差が大きいので、お客さまはなかなか受け入れがたいのではと思います。
BETTYさん:金額に「びっくり!」という部分はあるとは思うのですが、やはり住宅は、一軒、一軒違いますものね。
マーくん:そうですね。屋根塗装や外壁塗装などの外装工事は、一軒、一軒異なります。
消費者センターへ実際に寄せられる相談内容の6割強が「外装工事」についてなんですね。
例えば、ユニットバスやキッチンの設置工事は、工場でつくったものを現場で組み立てるので、それなりの技術を持っていればきちんと立ち上がるのですが、
一方、外装工事に関しては、屋根や外壁の形状が一軒、一軒異なりますし、劣化の状態もそれぞれの住宅で違ってきます。
そういうことが影響しますので、一概に「一律でいくら」というのは、誤解を招きやすいと思っています。
BETTYさん:先ほど、塗装工事の金額は大きく3つで構成されているとおっしゃっていましたが、塗料の種類によっても金額が違うでしょうからね。
その塗料も塗れるところと塗れないところがあるでしょうし、やっぱりお家は一軒、一軒全然違うということですね。
そうすると、やはり実際にお家を見ていただいて診断をしてもらうこと、それから見積書をきちんと取ることが大事ですね。
マーくん:そうですね。人が病院で、レントゲンを撮る場合とCTを撮る場合とMRIを撮る場合で趣旨が違うように、
住宅もその状態によって、どこまで診断するかが変わってきます。
そういったところ判断して、きちんと診断をしてくれる業者さんを選ぶことや、
塗装会社ごとに扱っている塗料も違いますので、見積書を取って比べてみると参考になると思います。
BETTYさん:チラシや広告でいろいろな価格を見掛けますが、あくまでも目安ということなんですね。
それをうのみにして、「どうして? 違うじゃないか!」とならないよう、皆さまにも工事費用の仕組みを把握していただけるといいですね。
マーくん:そうですね。広告をつくるほうも一生懸命宣伝をしたいと思っていますし、私たちも広告を出しますので、気を付けて表記をしていきたいと思います。
BETTYさん:皆さんには、「お家は一軒、一軒違う」というところを、まず覚えていただけたらと思います。
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