「同じ塗料でも見積金額が違う」その理由とは?
BETTYさん:先週末、リフォーム相談会で出た質問の中で「塗料の選び方」ということがあったそうですね。
マーくん:現在、さまざまな塗料が出ておりまして、
例えば、同じシリコン樹脂の塗料でも、1平米当たりの単価が3,600円だったり、1,800円だったりと、業者さんによって異なるんですね。
相見積もりを取ると、見積書には同じ「シリコン樹脂」と書いてあって。
塗料の値段が倍違うと見積金額も倍違いますので、お客さまも疑問に思われてご質問くださったのだと思います。
BETTYさん:同じシリコン樹脂塗料なのに、こんなに見積金額が変わるとお客さまは混乱してしまいますよね。
マーくん:そうですね。興味深いデータがあるんですが、リフォーム後の不具合の50%は、屋根や壁なんですね。
その主なクレームは雨漏れや剥がれです。このようなクレームが相当数あるという現状を、冷静に考えることが大事だと思います。
単価にはいろいろ含まれていることがありまして、塗装というのはユニットバスやキッチンの組み立てと違い、現場で職人さんが判断する項目が非常に多いです。
例えば、塗装面の状態や天気によって、これから塗ってもいいのかとか、あるいはこの下地で本当にこの塗料が合うのか合わないかという判断を現場でします。
そういった場面において、ユニットバスやキッチンと違って、より専門的な知識が求められます。
そうなると、そういった職人さんの人件費や、塗装で使うハケなどの消耗品の費用もあり、単価も変わってきます。
また塗装後の保証も、「何年保証します」「会社で保証します」「メーカーで保証します」「国が保険として保証します」など、
保証内容やランクにも規制がないので、会社ごとに差が出てきます。
BETTYさん:なるほど。塗装の専門家、職人さんが、現場で判断する生のお仕事ということですね。
マーくん:そうですね、リフォームの中でも塗装は、現場で判断することがより多いと思いますね。
BETTYさん:特に、屋根や外壁の塗装となると、外での作業ですからお天気にも左右されますもんね。
そうなると、この安売りはあまりよくはないということでしょうか。
マーくん:まず、相見積もりを取る目的がぶれてはいけないと思うんですね。
さまざまなお客さまお会いしましたが、今の家を夫婦で使っている家を大事に使っていきたい方や、
次の世代にできるだけメンテナンスの負担を残さないで譲りたいとお考えの方、売買のための塗装をされる方もいます。
いずれのお客さまに対しても、私たちがぶれてはいけないのは、良い塗装工事を提供するということだと思うんです。
そのために、お客さま一人ひとりのスタイルに応じて、どの価格帯を選ぶかということが大事だと思います。
BETTYさん:次の世代まで家を大事にしたいとなると、安く見積もりをしていただいたもので施工しても、
その後にクレームというか、不具合が発生してしまう。結局、よりお金がかかってしまう場合もありますものね。
マーくん:そうですね。安いものが悪いというわけではなくて、どこまでの範囲をご希望かということと、
ご自身がどういったスタイルを望むかということをお考えいただいて、その価格帯に納得すれば問題はないでしょうし。
中には最新技術の塗料で、できるだけ長く持たせたいとご相談に来られる方もいますので、そこはお客さまご自身がどこまで納得されるかということでしょうね。
BETTYさん:価格帯と内容に納得したものを選択していくことが大事なんですね。
では詳しいことは、志賀塗装さんへ行って相談していただいて、自分で納得いくように決めてほしいですね。
マーくん:そうですね。ただ単に見積金額の安いものを選ぶのではなく、塗装の目的は防水や雨漏れをしっかりやることですので。
相見積もりを取って、ご自身のスタイルに応じた塗料の選択をしていくことが大事だと思います。
BETTYさん:そうですね。同じ塗料でも見積金額が違うことには理由があるということで、分からないことはご相談して、納得してほしいと思います。