契約時に確認したい3つのポイントとは?
BETTYさん:前回は「見積書の見方」についてお話しいただきましたが、今回は「契約するときのポイント」を教えていただけるということですね。
マーくん:はい。いろいろ打ち合わせをして、いよいよ「お願いしよう!」と契約を決めるときなので、
お客さまの気持ちも当然高ぶっていますが、こういう部分こそ落ち着いて、手順を踏むことが大切だと思います。
BETTYさん:契約書にハンコを押さなきゃいけないですからね。ハンコを持つときってドキドキするもんじゃないですか?
マーくん:そうですよね。結構金額がかかるんで、皆さん特にドキドキするんじゃないかと思います。
大切なことですので、以下の3点を確認していただければありがたいなと思います。
まず1つ目は「保証」です。保証の内容についてきちんと説明を受けているかどうか、説明を受けたものに対して自分は納得しているか、ということです。
BETTYさん:なるほどね。まずは、「保証」。
マーくん:そうです。万が一、不具合が起きたときのためなんですけれど、もちろん起きないように我々も施工するわけですが、
もしも不具合が起こった場合「どんな不具合のときにどんな保証が適用されるのか」を確実に把握しておくことが必要です。
BETTYさん:そうですよね。まあ、電化製品を買ったときみたいに、「保証書」でどこまでが保証されますよっていうのも、これもちゃんと読みますからね。
それと同じように読んで納得しているかどうか、説明を受けているかどうか、ということですね。
マーくん:そういうことになります。
2つ目は「塗る範囲」です。今までいろいろな見積もりや仕様書を見て検討してきたとは思うんですが、
最終的に「契約した塗装の範囲と実際に塗る塗装の範囲がきちんと一致しているかどうか」について、再度確認をお願いします。
ここは入っているとか入っていないとか、後々もめることがないよう、きちんとした書面で確認してほしいと思います。
BETTYさん:「自分はここまでだと思っていたのに!」っていうのがないようにしたいですもんね。
マーくん:そうですね。後から「そこは追加になります」とか、そういう問題がないように、きちんと打ち合わせしておいていただきたいと思います。
BETTYさん:はい、分かりました。「見積もり範囲と塗る範囲が一致しているかどうか」ということですね。
マーくん:そうですね。3つ目は「工事の約款」です。工事をしていく流れの中で、いろいろなイレギュラーが出てきますので、
そのときはどのような対処をするのかを明記した「約款」というものがあるんですね。
議事録でも結構なんですが、取引する際の最低限のルールや守り事、決まり事をお互いきちんと把握しておくことが大切です。
BETTYさん:なるほどね。「ルール」や「決まり事」。例えば、どういうものがあるんですか?
マーくん:例えば、入金の方法ですと、一括で払うのか、分割で分けて払うのかもひとつのルールです。
万が一、工事ができない状況になった場合の解約の仕方も約款には載っていますので、そういう部分はきちんとお互いに把握しておけば安心だと思うんですね。
BETTYさん:そうですよね。そうか、そういうのもありましたね。
マーくん:そうですね。例えば、めったにはないと思うんですが、台風が来て大変な災害を受けて塗装工事ができなくなってしまうということとか。
BETTYさん:そういうこともありますよね、たぶん。
マーくん:東日本大震災があったわけですから、あんな状況になる得る可能性もあるわけです。
そういう場合はどのようにするか、そんな部分もある程度しっかり決めておかないと、後からもめ事になると思いますんで。
BETTYさん:そうですね。「やるって言ったのに!」という話ではね、しょうがないですもんね。問題はいろいろありますからね。
マーくん:そのようなイレギュラーな場合の決まり事も、ある程度把握しておいた方がいいと思いますね。
BETTYさん:「工事ができなくなった場合は、どういうふうにするのか」ということですよね。
そこまで考えておかないといけないですね。気持ちが高ぶったままハンコをポンと押すよりも、まずは落ちついて。
マーくん:そうですね。イレギュラーなことの対処方法とか、そういうものも冷静に見ていただければなと思います。
BETTYさん:分かりました。この3点を確認する、まあ、確認するにはまず落ち着くっていうことですね(笑)。
マーくん:やはり契約をしっかり行うことが、リフォームがうまくいくコツだと思います。
BETTYさん:そうですね。「契約」、しっかりやりましょう!