「無機塗料」のメリット、デメリットとは?
BETTYさん:最近、「無機塗料」という言葉を聞くことがあるのですが、この塗料は、今までの物と違いがあるのですか?
マーくん:一言で言いますと、「とにかく長く持つ」ことに重点を置いております。
その耐久性が長いほかに、例えば、「汚れにくい」。万一の火災のときにも「燃えにくい」という機能がありますね。
BETTYさん:すごいですね。まず、「長く持つ」こと。それから、「燃えにくい」ということ。
それから、「汚れにくい」ということ。これだけすごいメリットがある無機塗料はすごいですね。
マーくん:そうですね。「無機」といいますと、我々の身近にあるのはガラス、皿やお茶わんの陶磁器があります。
「無機」であるガラスや陶磁器は、割れはしますが、雨水にずっと浸されたとしても全く変化はしませんよね。
BETTYさん:そうですね、そういう意味では強いですね。
マーくん:「無機塗料」はそういうものが入っているので、当然、強くなる、長く持つという形になるんですね。ただし、長持ちする半面デメリットもあります。
BETTYさん:メリットがあれば、デメリットもあるということで。
マーくん:このへんの区分で塗料は選択すべきだなと考えています。
BETTYさん:今、メリットの方だけ聞きましたので、「じゃあ、無機塗料の方がいいんじゃないか!」
と思ってしまいますが、もちろんデメリットもあるということですね。例えば、どんなことが挙げられますか?
マーくん:無機塗料は弊社でも使っています。
実際に弊社の壁を塗って実験しているのですが、確かに今のどの塗料よりも長持ちして、汚れが出ないという結果が出つつあります。
ですが、無機塗料もメーカーによっていろいろ出ており、今、塗料には法律で規制がないものですから、無機塗料自体が品質に大きなバラつきがあります。
BETTYさん:「無機塗料」といっても、その品質はさまざまということですね。
マーくん:そうなんです。ですから、「あ、無機だから持つんだな」という形で飛び付くのではなくて、いろいろ聞いていただけたらなと思います。
何回か申し上げていますが、長持ちすれば一番いいのでしょうが、「今後、そのお家をどのようにしていくか」によって、いろんな選択肢があります。
例えば、今後増築する予定があれば、そんなに長く持たなくても、その時期が来るまである程度持って、増築した際にまた全塗装する形になると思います。
家族の生活のパターンによっても、その塗料の選び方はあるんじゃないかと思います。
BETTYさん:そうですよね。メリットがあれば、何に対してもデメリットはあるということですからね。
プラス、お客さまの生活環境によっても変わってくるのではないかということで。
「無機塗料だから!」といって飛び付くのではなくて、診断をしてお家がどういう状況なのかを見てもらってから、塗装工事を進めていくことですね。
志賀塗装さんでは診断やご相談は随時行っておりますので、ご連絡をいただければと思います。