つやを出したくない場合の塗装方法は?
BETTYさん:今回は最近お客さまからいただいたご希望についてのお話ですね。
マーくん:そうです。塗料のお話ですが、お客さまから塗り替えする際に、全くつやを出さないで塗りたいというご希望がありました。
BETTYさん:塗装って塗り終わったばかりだと、ピカピカのツヤツヤのイメージがありますが、全くつやを出さないで塗ることも可能なんでしょうか。
マーくん:はい。結論から申し上げますと、可能です。
和風のお家はどうしても落ち着かせたいイメージがあるので、ピカピカのツヤツヤというイメージが合わないと言われる方も多いんですね。
ですから、そういう和風のお家は、最初から落ち着いたイメージにするためにつやを消すことはあります。
BETTYさん:でも、つやがなくなると長く持たないという話も確か聞いたことがあるのですが。
マーくん:そのとおりです。確かにつやを消しますと耐久性は落ちますね。
BETTYさん:やっぱり落ちるんですね。
マーくん:つやの消し方といいますのも、例えば、普通のつやがあって、7分艶といって70%くらいのつやを出す方法。
あと、5分艶といいまして、半分のつやを出す方法。あと、3分艶といって、30%くらいのつやを出す方法。
つや消しといって、つやをまるっきり出さない方法。このようにつや消しにもいろいろな方法があるんです。
ですから、最初からつやを消すこともできますし、そういう商品も今はあります。
どうしてもつやを消すと、7分、5分と落とすと耐久性は落ちるのですが、最近はそういうご要望もあるので、最初からつやを消した状態の塗料も出ています。
そういう物は耐久性もありますから、そちらを選んでいただくと間違いはないと思います。
BETTYさん:今まではそういう物が少なかったわけですね。最初からつやなしの塗料が少なかったわけなんですね。
マーくん:そうですね。「つやを消す」というイメージになるので、どうしても耐久性がそこから落ちてしまっていたんですね。
あと、太陽が当たってピカッと反射することによって耐久性が出ているイメージは分かりますよね。
BETTYさん:分かります。「耐えている!」という感じがしますもんね(笑)。
マーくん:そのとおりなんです。ただ、最近はそういう新しい商品で、最初からつやを消して、そういう要望に応えるような塗料も出ています。
ですから、ご希望どおりの工事が可能になるご提案はできるとは思うんですね。
BETTYさん:なるほどね。やっぱり相談することももちろんですが、住宅が今、どういう状態なのか、
自分の家がどういう状態なのか診断してもらうことも、その塗料で大丈夫かということもありますもんね。
マーくん:そうですね。ですから、お客さまのご要望を聞きながら、実際に現場を見させていただいて、
そういう塗料が可能かどうかきちんと出していただくことが大切な部分かなと思うんです。
BETTYさん:確かに和風のお家だとつやが消された状態で、しっとり塗ってあるとすてきな感じがしますもんね。
マーくん:もともと新築のときに、リシン吹きといって、和風調の吹き方があるものですから、
そういう形で目がそれに慣れていますので、ピカッと光るのが嫌だという方がいらっしゃいますね。
BETTYさん:抵抗があるんですよね。それは分かる気がします。
マーくん:ですから、こういうつやや、特に色を選ぶ際に、業者さんにA4版くらいの大きい塗板で何パターンかつくってもらって、
実際に自分のお家の壁に並べてみて、どれが一番しっくりいくのか前もってきちんと選ぶことが一番大切なことだと思います。
BETTYさん:色の見本って、2センチくらいですもんね(笑)。
マーくん:そうなんですよね(笑)。そんな小さい物ではやっぱりイメージが付かないと思いますので。
ですから、やはり大きめになると2センチくらいの物とはイメージが変わってきますから。つやもそうですし。
BETTYさん:確かに変わりますよね。そういうことも相談してほしいですね。