外壁塗装は失敗が多い? プロが教える「失敗しない外壁塗装」のための業者選び5カ条!
BETTYさん:住宅のリフォームや新築について、気になるデータがあるそうですね。
マーくん:はい。リフォームや新築に関して、2つの気になるデータがあります。
1つは、リフォームに関するクレームのうち、半分は屋根・壁に関することで、その内容のほとんどが雨漏れだということ。
もう1つは、保険機関「住宅あんしん保証」の2009年10月から2016年3月までのデータです。
新築住宅の保険事故の89.5%が雨漏れで、そのうち屋根が40%、外壁が32%というデータが出ています。
これらのことから、リフォームせよ、新築にせよ、「雨漏れ」が最大の課題だということが分かります。
BETTYさん:今は技術が進歩していますし、いいものがいっぱい出ているから大丈夫だと思ってしまいますけれど、
このようなデータが出ているということに驚きました。
マーくん:そうですね。リフォームや新築のチラシを見ていると、「構造何十年保証」「太陽光」「住宅設備」など、
充実した保証や商品があるのですが、実際はこのデータのとおり、多くの事故が発生しているんです。
いいものがたくさん出てきていますが、それを施工するのがロボットではなく人間なので、注意を払っていてもやはり事故は起きてしまうんですね。
新築の保険事故の89.5%が雨漏れですが、残りの約10%は建物の構造についての事故です。
例えば、屋根の大きな柱の部分が傾いたり、隙間ができたり。
新築を建てる際、柱の部分は工場で施工できる状態まで切ってから現場に運ばれてきますので、構造についての事故はほぼ起きていないということですね。
BETTYさん:データの数字は、住宅のリフォームや新築は人の手がやっているという証明ですよね。
マーくん:そうですね。雨漏れによるクレームや保険事故が起きているということは、そこを施工した業者の技術の結果ですので、
リフォームであれ、新築であれ、やはり業者選びは慎重に行う必要があると思います。
BETTYさん:業者さんを選ぶとなると、「大手の会社がいいかな」とか「地元密着の方がいいかな」とか、いろいろ考えますよね。
大手だから、地元だから、近いからとか、安いからとか、それだけで選んではいけないことがこのデータからはっきりしてきますよね。
マーくん:そうですね。住宅のリフォームは、建ててから10年~15年くらいに、外壁塗装や雨漏れ工事から始まります。
工事の依頼先は、住宅を建てた会社さんや、地元の工務店さんのほか、弊社のような塗装の専門業者もあります。
BETTYさん:外壁塗装の業者さんは慎重に選ぶ必要があるとのことですが、どのように選んだら失敗しにくいのか、具体的に教えていただけますか?
マーくん:外壁塗装で失敗しないための「塗装工事を行う業者選びのコツ5カ条」をお伝えします。
塗り替え工事というのは何度もお手軽にはできませんので、やはり「業者を選ぶコツ」を知っておくことは大変重要です。
まず1つ目は、現場見学会をやっている業者さんです。つまり、実際に外壁塗装を行っている現場に足を運んで、職人さんを見るということです。
外壁塗装工事は日数がかかりますので、職人さんの雰囲気が合う、合わないというのもすごく大事なんです。
BETTYさん:なるほど。現場見学会では、塗っているところを見せていただいたり、職人さんやスタッフさんからお話を聞いたりできるということですね。
マーくん:はい。職人さんやスタッフと話をすることで、見積書の金額だけでは分からない部分もご理解いただけると思います。
BETTYさん:実際に自分のおうちを塗り替えることになったら、やっぱり実際の現場を見学しておいた方が安心ですよね。
1つ目は現場見学会をやっていることを重視していただきたいということですね。では、2つ目は。
マーくん:2つ目は、住宅診断を行い、診断書を作成してくれる業者さんです。つまり、見積金額の内容を教えてくれる体制が整っている会社さんですね。
その診断内容に対してどれだけ知識を持っているか、より良い工事を行う気持ちがある業者さんかということが大事だと思います。
BETTYさん:診断書というと、お医者さんという感じがしますけれども。
マーくん:そうですね。そういうイメージで結構です。住宅診断を行った結果をもとに、
「ここはこのぐらいの工事をやります」「ここはこのような工程があります」というように、具体的な工程も含めて説明している診断書なら安心です。
診断書は、見積金額の根拠を説明したものにもなると思います。
BETTYさん:なぜそういう見積もりになったのかは、診断書を見れば一目で分かるということですね。
ただ単純に、「ここは50万円です!」とか、そういう言い方ではないということですね。
例えば、ひび割れがあれば、「そのひび割れがこうだからこうします」というように、きちんと説明しているということですよね。
なるほどね、これはすごく重要ですね。そして、3つ目は。
マーくん:3つ目は、お客さまのご要望に1週間以内にスピード対応してくれる業者さんです。
一般のお客さまは、毎日塗装工事に関わっているわけではありませんので、間が空くと忘れてしまいがちです。
それを、間隔を空けることなく迅速に対応してくれる会社さんですね。
BETTYさん:「こういうことを頼みたいんですけど」ってお願いした内容でも、
2週間も3週間もたってからだと、頼んだ側であるお客さまもすっかり忘れてしまう可能性はありますものね。
やはりスピード対応というのは、何事にも大事なことですね。では、4つ目は。
マーくん:4つ目は、保証書についての説明が分かりやすい業者さんです。
外壁塗装工事の保証期間には「10年保証」「5年保証」などがありますが、一律ではない場合もあります。
いわき市には海も山もあり、例えば、「海側は劣化が早い」「山側は長持ちする」というように、外壁塗装の劣化スピードには差があります。
もちろん、保証が必要になるような事故が起こらないことが一番ですけれども、そういった保証内容について、きちんと説明している会社さんなら安心です。
BETTYさん:保証書というのは、外壁塗装の工事をされるときには必ずあるものなんですね。
マーくん:そうですね。家電を買ったときに電気屋さんでもらう保証書と一緒ですね。
BETTYさん:なるほどね。なんとなくのイメージですが、外壁塗装工事には保証書がないのかなと思っていました
マーくん:以前は保証書を出していない会社さんもありましたけど、最近ではもう皆さん出していますね。
BETTYさん:そうなんですね、これは覚えておいた方がいいですね。では、5つ目は?
マーくん:5つ目は、地元で何年もの歴史があり、経験豊富な会社さんということですね。
手前みそになりますが、私ども志賀塗装は地元いわき市で30年以上、塗り替え工事に携わっております。
BETTYさん:経験があるのとないのでは、やっぱり大きく違いますよね。
マーくん:そうですね。家の状態によっては塗り替え工事ができない、塗り替えてもすぐに剥がれてしまうというケースもあります。
その場合、外壁そのものを張り替える工事を行いますが、そういった工事の経験がない業者さんですと、正しい判断ができずに塗ってしまう可能性もあります。
そのような失敗をしないためにも、長きにわたって営業している業者さん選ぶということが大切です。
BETTYさん:外壁塗装の経験がたくさんあり、いろいろとアドバイスをしてもらえるというのは安心感がありますよね。
地元での実績があるかどうかというのも、塗装業者選びの一つの目安として考えていただきたいですね。
外壁塗装をするタイミングももちろん大事ですけども、業者さんを選ぶコツを知るというのは大事なことですね。
マーくん:そうですね。こちらも考えていただくとよろしいかと思います。
BETTYさん:外壁塗装の業者さんを選ぶコツを5つに分けてご紹介していただきました。
知らないこともたくさんありましたので、こうやって改めて聞いてみると、業者さん選びの参考になると思います。
マーくん:外壁塗装には大きな金額がかかりますから、「業者選びのコツ5カ条」を参考に、確かな技術と実績のある業者さんをお選びいただきたいと思います。
BETTYさん:屋根や壁のクレームや事故があるということが数字で出ていますので、依頼する業者さんはやっぱりよく考えて選ばないといけませんよね。
マーくん:そうですね。我々も外壁塗装に携わっている人間として、この数字を重く受け止め、大きな課題として向き合うべきだと思っています。
雨漏れは1回の工事で止まることはありませんので、お客さまときちんと話し合って、大事な資産であるお住まいをお守りしたいと思っております。
BETTYさん:分かりました。皆さんもいろいろな視点を持って、外壁塗装の業者さんを選んでいただきたいと思います。