【リフォーム補助金】住宅省エネ2024キャンペーン
住宅省エネ2024キャンペーンとして、省エネに関するリフォーム補助事業が2024年3月より受付開始となっています。
2023年の補助事業に準じる内容や一部内容が見直されている事業もあります。
いずれ、2024年にリフォームを計画している方は、費用負担を抑えられるメリットがあります。
今回は、2024キャンペーンの概要と、省エネリフォームを行うメリット、補助金を使ったリフォームのポイントなどをご紹介します。
2024年にリフォームを検討されている方は、ぜひ参考になさってください。
目次
1.2024年3月から受付開始!住宅省エネ2024キャンペーンとは?
住宅省エネ2024キャンペーンとは、2050年カーボンニュートラルの実現に向け一般家庭部門の省エネを推進する目的があり、主に、断熱性の向上や高効率給湯器の導入などを支援する事業です。
先進的窓リノベ2024事業(環境省)
先進的窓リノベ2024事業は、断熱材への改修の促進により省エネ化を促すことでエネルギー費用負担の軽減や快適なくらしを実現すること、一般家庭からのCO2排出削減などを目的としており、関連産業の競争力強化と成長の実現する役割もある事業です。
補助対象事業 | 開口部(窓)の断熱改修(リフォーム) |
補助対象工事 | ガラス交換、内窓設置、外窓交換、ドア交換 |
補助額 | 200万円/戸 |
対象期間 | 2023年11月2日以降に対象工事に着手したもの |
交付申請受付期間 | 2024年3月中下旬~予算上限に達するまで(最大2024年12月31日まで) |
事業についてくわしくはこちらをご参照ください。
子育てエコホーム支援事業(国土交通省)
子育てエコホーム支援事業は、エネルギー価格など含む物価高騰の影響を受けやすい子育て世帯や若者夫婦世帯が省エネ改修を行うことを支援することで、省エネ投資を促進する目的のための事業です。
補助対象工事 | ①開口部の断熱改修 ②外壁、屋根、天井、床の断熱改修 ③エコ住宅設備の設置 ※以下の工事は①~③のいずれかと同時に行うことが条件 子育て対応改修、防災性向上改修、バリアフリー改修、空気清浄機・換気付きエアコンの設置、リフォーム瑕疵担保保険等への加入 |
補助額 | 最大60万円/戸 |
対象期間 | 2023年11月2日以降に対象工事に着手したもの |
交付申請受付期間 | 2024年3月中下旬~予算上限に達するまで(最大2024年12月31日まで) |
事業についてくわしくはこちらをご参照ください。
給湯省エネ2024事業(経済産業省)
給湯省エネ2024事業は、一般家庭のエネルギー消費が大きい給湯分野において高効率給湯器の導入支援を行うことで普及拡大を促進し、2030年度におけるエネルギー需要の見通しの達成の寄与を目的とした事業です。
補助対象 | ヒートポンプ給湯器、電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯器、家庭用燃料電池、電気蓄熱暖房機の撤去、電気温水器の撤去 など |
補助額 | 最大18万円/台 |
対象期間 | 2023年11月2日以降に対象工事に着手したもの |
交付申請受付期間 | 2024年3月中下旬~予算上限に達するまで(最大2024年12月31日まで) |
事業についてくわしくはこちらをご参照ください。
賃貸集合給湯省エネ2024事業(経済産業省)
賃貸集合給湯省エネ2024事業は、給湯省エネ2024事業と同様に、一般家庭のエネルギー消費が大きい給湯分野において高効率給湯器の導入支援を行うことで普及拡大を促進し、2030年度におけるエネルギー需要の見通しの達成の寄与を目的とした事業です。
対象となるのは既存賃貸終業住宅のオーナーなどになります。
補助対象 | エコジョーズ、エコフィール |
補助額 | 最大7万円/台 |
対象期間 | 2023年11月2日以降に対象工事に着手したもの |
交付申請受付期間 | 2024年3月中下旬~予算上限に達するまで(最大2024年12月31日まで) |
事業についてくわしくはこちらをご参照ください。
2.住宅の省エネリフォームのメリット
省エネリフォームを行うことで、次のようなメリットがあります。
光熱費削減
断熱改修など、省エネ効果の高いリフォームを行うことで、光熱費の削減が期待できます。
外気温に左右されにくい住環境にすれば、夏の暑さや冬の寒さによる室温の急激な変化も抑えられ、エアコンなどの冷暖房費を削減することにつながります。
CO2排出削減
エアコンなどの冷暖房使用が少なくなると、CO2排出削減にも効果的です。
屋根、壁の断熱改修はもちろん、窓改修だけでも大きな効果があります。
ヒートショックなどの健康リスク軽減
外気温に影響を受けにくい室内環境にすることで、ヒートショックなどの健康リスクを軽減できます。特に真冬は暖房が運転している部屋と、お風呂など外気に近い温度の部屋とでは、温度差が大きくなりヒートショックを起こしやすくなります。
断熱改修により、温度差の少ない住環境にすることが大切です。
結露防止
外気温との温度差を少なくすることで結露防止になります。窓の断熱性能が低いと、冬場はガラス面に水滴がつくことがあります。
結露は表面だけではなく壁内部でも起こっている可能性があり、内部結露は躯体の劣化を進行させ建物の寿命を早めるリクスや、窓の汚れ、カビの発生などのリスクがありますので、結露防止は長く快適に住み続けるためのポイントです。
3.補助金を使ったリフォームのポイント
補助金を利用するリフォームでは、補助事業の内容を事前にしっかりと確認することが大切です。
特に気をつけたいのが、「対象工事の内容」「対象期間」「申請期間」です。
対象工事の内容は、補助事業ごとに提示されています。どんな工事が補助対象になるのか、要件に合致しない場合は補助されないこともありますので、正確に押さえておく必要があります。
対象期間や申請期間ですが、多くの補助事業は工事着手前に申請が必要です。
また、完了報告までの受付期間も定められていますので、工事全体のスケジュールを把握して利用することがポイントです。
補助金の情報はできるだけ早めにキャッチして、補助事業のタイミングに合ったリフォーム計画で進められるようにしましょう。
補助金を活用したリフォームを安心して進めるには、補助金利用の施工経験が豊富な業者に相談、依頼することが大切です。
志賀塗装は補助金を使ったリフォームの経験が豊富です。お気軽にご相談ください。
4.まとめ
今回は、住宅省エネ2024キャンペーンの概要と補助事業の種類、省エネリフォームを行うメリットやリフォームのポイントなどをご紹介しました。
2023年に引き続き、一定の性能を確保した建材や設備を利用したリフォームなら、補助対象のハードルはそれほど高くはありません。
また、要件しだいでほかの補助事業との併用も可能になっています。
補助申請がご自身では難しいと考えている方は、補助事業も含めて相談できる業者に依頼してみてはいかがでしょうか。