家の塗り替え! 訪問業者の上手な断り方
家の塗り替えを考えていたら、タイミングよく訪問業者がやってきて、つい契約を結んでしまった! といったトラブルがあとを断ちません。
訪問業者はどうしてタイミングよく工事をすすめに来るのでしょうか? また訪問業者を上手に断る方法はあるのでしょうか。
この記事では、家の塗り替えを検討する際に悪質な訪問業者にひっかからない方法や、契約してしまったときのために知っておきたいクーリングオフ制度などについて解説します。
優良な塗装業者を選ぶポイントも紹介しますので、家の塗り替えを考えている方はぜひ参考にしてください。
目次
1.悪質な訪問業者にご注意ください
家の塗装の劣化が気になっていたところに訪問業者の営業マンが来ると、つい「話を聞いてみようかな?」と思ってしまうかもしれません。
しかし訪問営業をするのは悪質な業者が多いため、避けるのが無難です。
ここではまず、訪問業者がタイミングよくやってくる理由や断り方などを紹介します。
塗り替えの訪問業者がタイミングよく来るのはなぜ?
家の新築や前回の塗り替えから時間がたち「そろそろ再塗装の時期かな」と考えているときに、タイミングよく訪問業者がやってきて驚く人が多いようです。
まるで心を読んだかのように、営業マンが家を訪問できるのはなぜなのでしょうか?
それは屋根や外壁に塗られている塗料は、劣化すると色あせやチョーキング現象(触るとチョークの粉のようなものがつく現象)など、目に見える症状が現れることが理由です。
塗装業者はプロなので、塗装がどの程度劣化しているかは見ただけで簡単にわかります。
屋根や外壁は劣化具合を外から目視で確認できるので、訪問業者はタイミングよく声を掛けられるのです。
特に同じ時期にまとまって家が建てられた住宅地などでは、1軒の築年数がわかればほかの家もほぼ同じと推察できます。
多くの塗料は10年前後が再塗装のタイミングとされているので、「そろそろ塗り替えの時期ですがいかがですか」と声掛けしやすくなるのです。
台風や災害の後には悪質な訪問業者が!
台風や災害のあと、誰しもが「家は大丈夫かな」と不安に感じているときには、悪質な訪問業者が増えるため注意しましょう。
営業マンはそのようなタイミングを見計らい、「無料点検しますがいかがですか?」と声を掛けてまわります。
特にブルーシートがかけられているなど、実際に自然災害の被害にあったとひと目でわかる家は、訪問業者のターゲットにされやすくなります。
「このままでは被害が広がるので急いで補修が必要」「雨漏りがひどくなると家自体がダメになる」など不安をあおり、契約を急がせるのが手口です。
「火災保険を使えば他の部分も無料で修理できます」と関心を引き、実際には保険がおりない工事の契約を結ばせるケースも見られます。
災害のあとは、早く修理したいと思うあまり、多少高いと感じても契約してしまい後悔する人が少なくありません。
台風や災害のあとにやってくる訪問業者は、人々の不安な気持ちを利用しようともくろむ悪質業者が多いため注意しましょう。
はじめに「契約する気はない」とはっきり伝える
家に訪問業者が来たときには、玄関ドアを開けないのが鉄則です。
しかし庭に出ているときや、外出から戻ったときに、声を掛けられることもあるでしょう。
直接、あるいはインターホン越しに、営業マンから家の塗り替えをすすめられたときには、「契約する気はない」「他の業者に依頼している」とはっきりと伝えることが大切です。
なにしろ相手は塗装のプロです。屋根や外壁は外から見えるものなので、「うちは大丈夫です」「また今度」などあいまいな返事を返しても、問題点を指摘されると反論は難しくなります。
営業マンはセールス特にも長けているので、「少し話を聞いてみようかな」と関心を示した人に対し、どのように話を進めれば契約にまで持ち込めるかを熟知しています。
はじめから話を聞く気は一切ないことを言葉と態度で伝えなければ、言いくるめられてしまう可能性があるため気をつけましょう。
2.どうする? 訪問業者と契約してしまった!
「自分だけは大丈夫」と思っていても、うまく話を運ばれ契約を結んでしまうのが、訪問営業の怖さです。
「冷静になって考えたら高すぎる」「契約を解除して考えなおしたい」と思ったときには、クーリングオフ制度を利用しましょう。
クーリングオフとは、一定の条件を満たすことで、消費者側から無条件で申し込みや契約を解除できる制度です。
業者の強引なセールスを受け、十分に考える余地がないまま申し込みや契約をしてしまい、被害にあうのを防ぐことが、クーリングオフ制度の目的です。
クーリングオフは、どのように申し込みや契約が行われたかによって、対象となる期間が異なります。
訪問販売のクーリングオフ期間は、契約書面を受け取った日を1日目として8日間とされています。
例えば4月1日に契約した場合、4月8日までがクーリングオフできる期間です。
なおクーリングオフは、申し込みの取消や契約解除を口頭で伝えるだけでは有効とされないため、書面での通知が必要です。
電話で了承された場合も、証拠として書面を送るようにしましょう。
トラブルを防ぐためには、「簡易書留」や「配達記録郵便」を利用し、期間内に手続きをした記録を残すことも大切です。
3.これで安心! 優良業者の選び方
「悪徳業者を避ける必要性はわかったけれども、じゃあ家の塗り替えを依頼したいときに、どうやって優良業者を見つければいいの?」と思った人もいるのではないでしょうか。
実は優良業者には共通した7つの特徴があり、ひとつひとつチェックしていくことで選別が可能です。
業者選びで押さえておきたいポイントは、以下の7つです。
- 見積書が分かりやすい
- 建設業許可を取っている
- 創業30年以上の会社である
- 建設工事保険に加入している
- ホームページなどでお客様の声を確認できる
- 施工事例・施工写真を簡単に見られる
- アフターフォローが充実している
これら7つのチェックポイントに合格する塗装業者であれば、安心して任せて問題ありません。
それぞれの内容について詳しくは、以下の記事で解説していますので、チェックしてみてくださいね。
4.まとめ
すべての訪問業者が悪徳業者であるとは言い切れませんが、残念ながらごく一部であっても悪意を持った業者がいることは事実です。
特に台風や災害などのあとに、人々の不安につけこみ訪問営業を行うような会社は、はじめからきっぱりと断ることが大切です。
万が一申し込みや契約をしてしまった場合には、8日間はクーリングオフできるので、早めに手続きを行いましょう。
もし家の塗り替えの業者選びにお悩みでしたら、ぜひ一度志賀塗装にご相談ください。
お見積もりも無料で行っていますので、お気軽にお問い合わせくださいね。