2022年度はいつから申請できるの? いわき市で外壁塗装・屋根塗装に利用できる補助金・助成金【2022年度最新版】
「いわき市で外壁塗装をしたいけれども補助金はあるの?」
「助成金を使いコストを抑えて屋根塗装をしたい」
このようにお考えではないでしょうか?
外壁塗装や屋根塗装をする際に、補助金や助成金を使えたら、コストを抑えることができて助かりますよね。
補助金や助成金は、各自治体によって内容が異なります。いわき市ではどのような制度が用意されているのでしょうか?
今回は、いわき市で外壁塗装・屋根塗装に利用できる補助金や助成金について調べてみました。
いわき市で外壁や屋根の塗装リフォームをご検討中の方は、ご参考にしてください。
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目次
1. いわき市で外壁塗装・屋根塗装に利用できる補助金・助成金はあるの?
いわき市では、住宅に関する支援制度を複数提供していますが、2022年度については、外壁塗装・屋根塗装の単独工事で利用できる補助金・助成金は用意されていません。
しかし「個人住宅優良ストック形成支援事業(個人住宅リフォーム補助)」に付帯する形で塗装工事が必要になる場合には、補助金や助成金の対象となる可能性があります。
「個人住宅優良ストック形成支援事業」とはどのような内容なのか、確認しておきましょう。
※ご紹介する内容は、2021年度(令和3年度)のものです。2022年度の内容はまだ公表されておらず(2022年4月19日現在)、変更になる可能性があります。例年5月中旬には内容が確定するため、詳細はいわき市役所に直接ご確認ください。
「個人住宅優良ストック形成支援事業」とは
「個人住宅優良ストック形成支援事業」とは、良質な住宅ストックを形成し、地域経済を活性化することを目的とした事業です。
いわき市に住民登録している人が、いわき市内の施工業者に依頼して住宅リフォームをした際に、その費用の一部が補助されます。
補助対象者
「個人住宅優良ストック形成支援事業」の補助対象となるのは、以下の要件すべてを満たす人に限られます。
補助の対象となる住宅
補助対象となるのは、以下の住宅に限られます。
なお「個人住宅優良ストック形成支援事業」は、1つの住宅につき1回限りしか利用でないため、過去に制度を活用した人は対象外となります。
また、賃貸住宅も補助対象外なので利用できません。
補助対象となる工事
補助対象となるのは、以下に該当する工事をいわき市内の施工業者に依頼し、10万円以上(税込)の工事費用が発生した場合です。
(1)必須工事
バリアフリー工事:通路等の拡幅、浴室・便所の改良工事、手すりの取付工事、段差解消を行う工事など
省エネルギー工事:開口部・床・天井・壁について断熱構造の措置を講じるための工事
増築・改築工事:増改築部分の構造や省エネルギー性・バリアフリー性について、住宅金融支援機構監修フラット35S工事仕様書に準じた施工とする工事
その他工事:リフォーム、増改築工事で、住宅の構造、下地または仕上げの材料にいわき産木材を使用する工事
(2) (1)の必須工事とあわせて行う工事
住宅機能等の維持・向上のため「必須工事とあわせて行う工事」 (例:[屋内]床、内壁等の改修/[屋外]屋根、外壁等の改修/[設備]機器改修など)
必須工事を行った際に、外壁や屋根の塗装が必要となった場合には、(2)の「必須工事とあわせて行う工事」に該当し、補助金の対象となる可能性があります。
例えば、「玄関に手すりを取りつけるバリアフリー工事を行うのにあわせて外壁塗装した」といったケースが考えられます。
なお、工事を行う事業者は「いわき市内の施工業者」に限定されている点に注意しましょう。
具体的には、いわき市内に事務所・事業所などがある、個人または法人の建設業関連の事業者を指します。
県外の事業者など、対象事業者以外に工事を依頼する場合には、補助金・助成金は受けられません。
補助金の額
補助金の額は、補助対象となる改良工事費(税込)の10%(千円単位未満の端数は切り捨て)で、上限額は15万円です。
2.いわき市の補助金・助成金の申請の流れと必要な書類一覧
「個人住宅優良ストック形成支援事業」の申請の流れと必要書類は以下のとおりです。
申請の流れ
- 申請書の提出
土日祝を除く受付期間内に、いわき市役所本庁舎6階にある「すまい政策課」に申請書類を提出します。提出は持参・郵送のどちらでも可能です。ただし郵送の場合は、当日消印有効となるため注意しましょう。 - 申請書の受付(いわき市)
- 申請書の審査(いわき市)
- 交付決定の通知(いわき市)
- 交付決定通知の受領
- (計画変更申請) ※要問合せ
- 工事着手(着手届提出)
- 着手届の受領(いわき市)
- 工事完了の報告(実績報告など)
- 工事完了書類の受領(いわき市)
- 書類審査 ※必要に応じて現場審査(いわき市)
- 補助金の確定通知(いわき市)
- 補助金確定通知の受領
- 補助金の請求 ※事務手続き上、9で提出済み
- 補助金請求書の受領(いわき市)
- 補助金の交付
- 補助金の受領
申請は、工事着手前に行う必要があります。
市から補助金等交付決定通知を受ける前に着工した場合は、補助対象外となるため注意しましょう。
申請に必要な書類
申請に際しては、以下の書類が必要です。
- 補助金等交付申請書
- 工事計画書
- 住宅案内図
- 対象工事箇所の現場写真<施行前>
- 市税等納税証明申請書(兼)証明書
- 暴力団員及び社会的非難関係者照会確認同意書
- 口座振替依頼書
- 世帯全員が記載されている住民票
- 対象となる住宅の建築年月日・所有者が確認できる書類
(登記簿謄本、固定資産税・都市計画税の課税明細書の写しなど)
これらの書類のうち1~6は、いわき市の「個人住宅優良ストック形成支援事業」のページからダウンロードできます。
申請に際しては、工事計画書など施工業者に用意してもらう書類もあるため、施工業者にあらかじめ相談するようにしましょう。
3. 補助金・助成金の2022年度の申請はいつから?
補助金や助成金の募集は、年度ごとに行われます。2021年度は6月中旬と10月上旬の2回募集されましたが、2022年度の募集日程はまだ確定していません。
補助金・助成金の詳細は、6月に発行される市の広報に掲載予定とされていますが、5月中旬頃には確定している可能性が高いので、市役所に直接確認するのがおすすめです。
なお、受付が先着順である年は注意が必要です!
本事業は人気が高く、2021年度は6月に30件、10月に20件程度募集しましたが、いずれも申し込み開始からわずか2日程度で枠が埋まったそうです。
抽選の場合にも、募集締め切りまでに申し込む必要があります。
補助金事業の募集要項は例年大きく変わることはないので、募集が開始されたらすぐに申し込めるよう、早めに準備を進めておきましょう。
4. まとめ
いわき市では、外壁や屋根の単独塗装工事に対しての助成金・補助金制度はありません。
しかし「個人住宅優良ストック形成支援事業」の必須工事に付帯して塗装工事が発生した場合には、補助金・助成金の対象になる可能性があります。
制度を利用するには、工事を始める前に申請し、交付決定通知を受けてから着工しなければなりません。
また、工事事業者に工事計画書を作成してもらう必要もあります。
そのため補助金・助成金を受けるには、制度に詳しいいわき市内の事業者に相談・依頼することがなによりも大切です。